調剤薬局のランキング【2020年版】売上・店舗数/薬剤師の年収・初任給のまとめ|業界の動向を調査

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薬剤師として働くなら調剤薬局と考えている人も多いのではないでしょうか?

調剤薬局の種類は大手から中小まで幅広く、 、一つ一つ比較しても違いが分かりにくいと思います。そのため、売上高・年収・店舗数といった基準で比較しランキングを作成してみました。

 

本記事を通して、調剤薬局の売上高ランキング、さらに年収と店舗数についての情報を手にしてもらえたら幸いです。

ぜひ参考にしてください。

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2020年版|ドラッグストアのランキング【売上高/年収】|業界研究

まず、調剤薬局の売上ランキングと平均年収をまとめました。

調剤薬局 売上高ランキング(2020年版)

売上順位 平均年齢(歳)平均年収(円)
1位アインホールディングス39.86,305,000
2位日本調剤34.95,580,000
3位クオール354,769,000
4位総合メディカル36.14,481,106
5位スズケン44.26,354,154
6位メディカルシステムネットワーク40.25,635,000
7位東邦ホールディングス46.96,244,371
8位アイセイ薬局 -
9位ファーマライズホールディングス42.25,933,493
10位トーカイ38.55,067,019

各社で売上高の規模がどのくらい違うのかを以下の図で表しました。

ランキング10位以内でも大手と中小との間で売上高にか大きな格差があることが分かりますね。

調剤薬局の売上推移(過去5年間)

それでは、次に各社の数年間の売上高の推移を紹介します。

企業規模によって売上高の伸び率に違いがあります。
大手4社では特に売上高が確実に上がっている一方で、中小では伸び悩んでいる印象があります。

各社売上高は伸びていますが比較することで、その伸び率に大きな差があることに気がつけると思います。

調剤薬局業界|売上高と営業利益の関係

執筆中

調剤薬局 年収・給料・初任給ランキング(薬剤師含む)

執筆中

調剤薬局業界の動向を解説

執筆中

2020年調剤薬局 第1位 アインホールディングス

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
アインファーマシーズ
あさひ調剤
葵調剤
アインメディオ
メディオ薬局
ダイチク
118610652

調剤薬局業界売上高 No1のアインホールディングスですが、実は19年連続増収と成長し続けている会社を安定性があり、また将来性もあります。

アインホールディングスは、地域に根差した医療サービスを目指しています。そのため、患者さんのニーズに的確に応えられるように教育体制も整っています。

その土地になくてはならない薬局を目指しているため、実績として、在宅医療実施数店舗数が全体の95%と高い比率を占めています。
薬剤師が他の医療従事者と連携しながら薬物治療や健康をサポートしています。

また、アイングループ全体の1日処方箋応需枚数は7万8千枚と非常に多く、様々な患者さんと接する機会があるだけでなく薬剤師として成長する機会があるのも特徴です。

実は、業界第1位だからこそ、薬剤師さんをサポートする体制も整っていて、薬剤師さんは家庭やプライベートを大切にすることが出来ます。

連続休暇取得可能日数は9日間もとることができます。
他の薬局では平均3.7日、病院では4.7日と比較的短いです。

また、直近1年間の産休・育休・育児育児時短勤務取得者数は1282人と女性をサポートする体制が整っています。

さらに、薬剤師の離職率は9.2%と低いことも、アインホールディングスの魅力を反映していると考えられます。

第2位 日本調剤

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
日本調剤601 4075

日本調剤は「真の医薬分業の実現」という企業理念に基づき、様々な取り組みと行っています。
医薬分業というのは、医師と薬剤師が明確な役割分担とチームワークをもって患者さんをサポートするシステムで、今後の日本の医療システムに必要不可欠な仕組みと考えられています。

具体的に、「高度薬学管理」「在宅医療」「健康サポート」の3つの取り組みをしており、強みとなっています。

  • 高度薬学管理

大学病院・総合病院を中心とした門前薬局への出店割合は65%と高い割合で運営されており、抗がん剤や抗HIV薬の扱いなど高度な薬学知識を学ぶことが出来ます。

  • 在宅医療

在宅医療実施店舗の割合は96.7%とほぼすべての薬局で在宅医療に対応しています。
また、小児在宅で業界を先導しており、年間3000件の小児在宅を受け入れており、業界トップレベル位置しています。

  • 健康サポート

健康イベントを年間515回以上開催するなど、地域に根差して健康サポートに力を入れています。管理栄養士も常駐しているので日々の食事指導も行うなどのサポートも行えるので、患者さんのと距離が近いと考えられます。

ICTを積極的に活用していることも強みとしてあります。
お薬手帳アプリは、30万人を突破しており健康かんりをスムーズに管理する体制を整えています。
今後、製薬業界もIT化になっており、ほぼ必然的に薬局業界もIT化が訪れると考えられます。

女性が輝く環境づくりに力を入れているのも特色です。
従業員の女性比率が70%と高い一方で、女性の育休からの復帰率は95%と社員が定着しやすい取り組みが行われています。

第3位 クオール

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
共栄堂
アルファーム
フクシメディカル
有限会社ユニメディカル
有限会社メディスト
琉球クオール
 718 3112

クオールの企業理念は、
「わたしたちは、すべての人の、
クオリティ オブ ライフに向きあいます。
いつでも、どこでも、あなたに。」

クオールの特徴

  1. 地域に信頼される“かかりつけ薬局”をめざすために、処方元の医療機関との信頼関係の構築。
  2. 地域包括ケアの一環として、在宅医療に創業時から注力しています。
  3. 「処方せん送信アプリ」というICTの活用を行っています。処方せんをかかりつけ薬局に送信することで、待ち時間の短縮につながるアプリです。
  4. 薬剤師の調剤業務を支える、最新の調剤ロボットの導入を全国のクオール薬局で強化し、過誤の防止を図っています。
    ⇒アプリと合わせて活用することで、薬剤師さんが患者さんとの服薬指導などのコミュニケーションに集中できる環境づくりを行っています。

第4位 総合メディカル

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
総合メディカル
ファーマシー中部
祥漢堂
タイコー堂薬局本店
あおば調剤薬局
みよの台薬局グループ
ヤタヤ薬局
有限会社ファーマシステムズ
有限会社ケイエスメディスン
 713 –

総合メディカルグループは、医療機関が効率的で質高い医療を実現する「パートナー」として、コンサルティングをベースとしているのが特徴です。

総合薬局は、「医薬連携」をキーワードに、医師と一緒に地域を支え、患者さんに質の高い医療を提供しています。

また、医師や医療機関に対して、医療機関を支援、継承者を紹介、転職・開業を支援などの「D to Dシステム」を強みとして、今度地域ヘルスケアネットワークの基盤をつくり包括的に地域をケアする仕組みづくりを目指しています。

第5位 スズケン

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
ファーコス
エスマイル
約3302000弱

スズケングループは保険薬局事業の展開だけでなく、薬剤師が患者さんや高齢者宅を訪問する在宅医療にも力を入れています。

無菌調剤室を備えた薬局を増やすことで、在宅医療に必要な注射剤や輸液の調剤を可能にしています。

第6位 メディカルシステムネットワーク

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
なの花薬局
サンメディック
共栄ファーマシー
シー・アール
メディカル
トータル
メディカルサービス
433

メディカルシステムネットワークは医療と生活の基盤を創造する、「まちづくり」の一翼を担うことをミッションとしています。

例えば、なの花薬局では薬だけじゃない薬局を目指しています。食・運動の観点からの取り組みに加えて、OTC医薬品や健康食品・介護食品を取りそろえており、トータルでサポートすることに努めています。

また、調剤薬局のM&A(第3者への承継)も積極的に行っており規模を拡大しています。

第7位 東邦ホールディングス

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
ファーマみらい
ファーマダイワ
ベガファーマ
青葉堂
374(ファーマみらい) 

地域医療に貢献し、地域の生活者に信頼される「かかりつけ薬局」を目指しています。

ファーマみらいの取り組みとして特徴的なのは、保険調剤・在宅医療に加えてPFP事業(医薬品分割販売)を行っていることです。

第8位 アイセイ薬局

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
アイセイ薬局3633246

アイセイ薬局は「地域に住むすべての人が健康であり続けるためのサポートをしていく」ことを目指しています。
そのため、調剤薬局事業からすっべての人の健康をつくる事業へチャレンジしています。

第9位 ファーマライズホールディングス

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
北海道ファーマライズ
新世薬品
エシックス
ファーマライズ
テラ
ヘルスプロモーション
双葉
350弱

ファーマライズホールディングスは、調剤薬局事業、物販事業、医学資料保管・管理事業の3つの柱で経営しています。

物販事業ではドラッグストアの運営やコンビニドラッグストア×調剤薬局といった新業態店舗の運営にチャレンジしています。

グループ店舗数も2010年の162店舗から2019年には341店舗まで拡大しています。

第10位 トーカイ

代表的な薬局(店舗名)薬局数(店)従業員数(人)
たんぽぽ薬局130

トーカイグループは「清潔と健康」を提供するサービス業として事業展開を図っています。
健康生活サービス、調剤サービス、環境サービスがありますが、調剤サービスを担っているのがたんぽぽ薬局です。

まとめ

本記事では、薬局業界の最新の売上高と年収、店舗数ランキングをまとめました。就職活動や転職活動の参考になりましたら幸いです。

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