薬学部所属の方は、就活でCRO業界も考えている方が多いのではないでしょうか。
まず初めに、内資系大手CROであるシミック株式会社のインターンシップを見てみようと思っているのではないでしょうか。
シミックのインターンに参加すると本選考を早く受けることが出来る(本選考直結型インターンシップ)ため、インターンの選考も十分に対策する必要があります。
本記事では、本選考に直結するシミックのインターンシップの流れを年月に沿って解説します。
実際、体験したことの感想も記載していますので、是非参考にしてみてください。
○おすすめ就活サービス5選○
私が就活を有利に進めるために、重宝した就活サイトをご紹介します(リクナビやマイナビは省略します)
①「エントリーシート&面接対策」に役立つサイト
このサイトは必ず利用すべきです。登録すれば、企業ごとにあらゆる情報が手に入ります。
おすすめ度 | 特徴 | |
ONE CAREER | ★★★★★ | 約60,000件の通過ESが読み放題、完全無料 |
Unistyle | ★★★★☆ | 44,529枚のESと選考体験記が読み放題、完全無料 |
②オファー型スカウトサービス
経済産業省や資生堂、マイクロソフトなどの大手企業から「スカウトが来る」ので、通常選考と合わせて利用しましょう!
おすすめ度 | 特徴 | |
OfferBox | ★★★★☆ | ・登録企業数は6790社以上 ・2021年卒の登録学生数は138,000人 ・全国の就活生の1/3が利用中 |
LabBase | ★★★☆☆ | ・理系特化型の逆求人スカウトサービス |
③OB/OG訪問サービス
おすすめ度 | 特徴 | |
ビズリーチ・キャンパス | ★★★★★ | ・同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問サイト |
シミックのインターンシップ~選考の流れ
下記にインターンシップから、本選考までの流れをフローチャートで示しています。
まとめると、フローは大きく3つに分かれていたと考えられます。
私は夏のインターンシップに参加し、その後は左のフローで選考を進めていきました。先輩内定者や先輩社員の紹介で選考に進むことができるフローもあるそうです。(あくまで聞いた話です…)
(1次面接は、1回目の面接という意味です。厳密には、インターン参加者は1次面接が免除され、2次面接・最終面接のみです。)
上記のフローはあくまで,私が周囲の人から聞いた話などをもとにして作成したものとなります。実際どのようになっているかは,社内の人しかわからないと思います。
シミックの夏インターン|エントリーシートの内容
選考スケジュール
- エントリーシート〆切:6月末
- 書類選考結果 :7月初旬
- インターン参加日 :8月中旬
6月初旬には、マイナビやリクナビでのエントリーがスタートすると思います。
チェックしておきましょう。
エントリーシート内容
- 当社インターンの志望理由を教えてください 400字
- 大学入学後、コミュニケーションを図るなかで、他者から評価されたことを自由に記載してください大学入学後、コミュニケーションを図るなかで、他者から評価されたことを自由に記載してください 400字
- テーマを自由に選んで作文 2000字
夏インターンシップはAコースとBコースに分かれて書類審査が行われました。私は夏インターンシップはAコースに参加しました。
エントリーシートは、ONE CAREERの内定者ESを参考にして書いたら、無事通過しました。
実際に参加してみての感想
『製薬業界の現状・シミックグループの事業戦略・強み・目指す姿・他社との違い』
について学ぶことが出来ました。
就活を始めた段階で、CRO業界のビジネスモデルやCROと製薬の役割の違いを理解できている人は少ないと思います。シミックの夏インターンに参加し、早い段階で業界理解を深めましょう。
実施内容
- 実施時間:3時間(Aコース)
- 実施場所:東京・大阪・名古屋etc(一部内容をビデオで同時中継しました)
- 実施内容:業界説明、会社説明、偉い人の講演
シミックの秋インターン|ビデオ面接と参加した感想
夏インターンに参加後、インターンの感想文を提出することで、次のイベントの案内がメールで来ました。
選考スケジュール
- Web適性検査 :10月初旬
- 適性検査結果 :10月中旬
- ビデオ面接〆切:10月下旬
- ビデオ面接結果:10月末
ビデオ面接
質問が2題あり、出題はランダムでした。質問に対する自分の意見を2分程度で話し、録画したビデオを送信するといったものでした。人と対面するわけではなく、ビデオで自分を撮りながら話すため、ある意味緊張しました。
面接対策としては、unistyleを主に使用して自己分析を深め、質問対策を行いました。
実施内容
- 実施時間:4時間
- 実施場所:東京
- 実施内容:開発の偉い人の話、グループワーク、座談会
- 参加者人数;6人/1グループで、5グループぐらい
参加してみての感想
グループワークでは、「シミックの今後のビジネスモデルを考える」といった内容でした。グループ内で理論的に現状把握、考えられるビジネスモデル、たとえば需要と供給やどこから利益が生まれるのか、リソースは何かなど、を考え発表しました。
社員の方に、フィードバックもしていただき、シミックのめざす姿や今後のビジネスモデルなどをグループワークを通じて学ぶことが出来ました。
実際、本選考で有利になったという実感はありません。しかし、日常の研究生活では得られない視点や考え方を学ぶことができたインターンであったので、非常に有意義でした。
また、グループワークの後には複数の社員(CRA、CRAの偉い人、他職種)と座談会を行いました。質問したいことをたくさん質問出来て、CRAの職種について生の声を聴くことが出来ました。
本選考の流れと面接
選考スケジュール
- 1次面接 :12月初旬
- 最終面接 :12月下旬
1次面接(1回目の面接、実際はこれが2次面接)
人事部の方と1対1の面接でした。
最終面接
人事部の方、臨床開発部の偉い方と2対1の面接でした。
質問対策は、ONE CAREERを使いました。過去の内定者が受けた質問が掲載されているため、参考になりました。さらに、CRO業界を受ける軸などを深めるために、私はunistyleを参考にして理論的に話せるように対策しました。
メリットとデメリット
インターンに参加して感じたメリット
- 会社説明会だけでは知ることが出来ない会社の雰囲気を知ることが出来るので、行く価値があると思いました。
- 同・他業界を受ける他の参加者と仲良くなれる。
➝意外と他社のインターンシップで再会する機会も多く、効率的に情報収集することが出来る。 - インターン参加者限定の早期選考を受けることが出来る。
インターンに参加して感じたデメリット
- インターンシップに参加しすぎると、本業の研究生活に支障が出る場合もある。
- 早期選考でも本選考でも受かる確率は変わらないと思う。企業がインターンで人物面を知ることができるため、面接1回分減るぐらい。
まとめると、私個人としては、他の参加者との交流という点で参加するメリットの方が大きかったなという感想を持ちました。