医療機器メーカーランキング【年収・売上/日本・世界】

一般的に医療業界は安定した市場であると考えられ、それに含まれる医療機器業界も安定していると考えられます。日本が高齢化問題を抱えており、高齢者の増加に伴い医療費は増加しており、そういう点で成長していく業界であると考えられます。また、日本だけでなく世界においても高齢化は問題になっており、成長の余地がある業界です。

しかし一方で、医療費の負担に伴い、日本国内では毎年のように医療制度が部分的に見直されています。したがって、日本国内だけでなく、世界にも市場を伸ばせるような企業が今後伸びていく可能性があると思われます。また、それぞれの医療機器メーカーがどのような売上高で、どのような利益を持っているのかを把握しておくのも大切です。

本記事で作成した、2020年最新の日本国内の医療機器業界の各会社・メーカーの売上高・営業利益・経常利益・年収のランキングなどの情報が役に立てれば幸いです。

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医療機器メーカーのランキング|日本

医療機器メーカー|売上高ランキング

まず、縦軸に売上高をとり、横軸に売上高が高い順に各企業を並べました。

医療機器業界の売上高Top28をまとめると、以下の通りとなります。

左から順に、順位・企業名・売上高・営業利益・営業利益率を表しています。
営業利益率は、営業利益÷売上高×100を計算し、売上高に対する営業利益の割合を算出しました。

順位企業名売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
営業利益率
(%)
1富士フイルムHD2,315,14183,4693.6
2コニカミノルタ996,101110,61111.1
3オリンパス797,411
4オムロン677,980186,57027.5
5テルモ628,89726,4204.2
6カネカ601,51455,2849.2
7ニコン591,01215,5032.6
8HOYA576,54654,7609.5
9ニプロ442,5168,2111.9
10島津製作所385,4437,0331.8
11シスメックス301,98041,84513.9
12日本光電185,0076,7513.6
13日機装165,78012,4667.5
14トプコン138,9162,3141.7
15日本電子117,24315,16812.9
16メニコン84,51926,01430.8
17JMS58,5695,3819.2
18朝日インテック57,21610,43418.2
19日本ライフライン51,7616,27412.1
20タカラバイオ34,5651,7335.0
21シード31,7922,2107.0
22松風26,1086482.5
23川澄化学工業22,3232,48511.1
24リオン21,4655,86527.3
25マニー18,3277,03038.4
26クリエートメディック10,8431,08310.0
27大研医器8,5231,19414.0
28プレシジョン・システム・サイエンス4,3811633.7
出典:日経会社DIGITAL

売上規模がもっとも高い売上高のトップは、富士フイルムHDで、売上高は2,315,141(百万円)でした。次点にコニカミノルタの996,101(百万円)、オリンパスの797,411(百万円)、オムロンの677,980(百万円)、テルモの628,897(百万円)でした。

医療機器業界では、富士フイルムHDの売上規模が特に抜きん出ていることが伺えます。富士フィルムHDは、イメージング ソリューション、ヘルスケア&マテリアルズ ソリューションの事業領域を持っていて、この売上高はすべてを合わせたものとなります。医療機器以外でも成功している富士フイルムの経営戦略は、一つの領域に絞っておらずあらゆるリスクを回避していると考えます。

営業規模がもっとも高い営業利益高のトップは、オムロンで、186,570(百万円)でした。次点に、コニカミノルタの110,611(百万円)、富士フイルムHDの83,469(百万円)でした。特に、オムロンとコニカミノルタに関しては、売上高に対する営業利益が業界の中でもトップクラスに高いことが伺えます。また、売上高が高いオリンパスにの営業利益高データは、入手することができませんでした。

医療機器メーカー|売上高と営業利益・営業利益率の比較

縦軸に営業利益率を、横軸に売上高をプロットした図となります。上のプロットほど売上高に対する営業利益が高いため、効率よく利益を出していると考えられます。

医療機器業界の営業利益率は、他業界に比べて分散している傾向がある。つまり、どのような企業でも製品次第やその他工夫次第で営業利益率を大きく伸ばす余地ばあると考えています。富士フィルムは売上高トップですが営業利益率は業界の平均程度です。コニカミノルタオムロンは売上高上位層で、営業利益率も上位です。

医療機器業界で営業利益率が最も高いのは、マニーメニコンです。マニーは、マニーはサージカル関連製品(外科治療機器、眼科治療機器)、アイレス針関連製品(縫合針:アイレス・アイド)、デンタル関連製品(歯科治療機器)を事業領域として持っている会社です。メニコンは、コンタクトレンズを事業領域として持っています。コンタクトをしている方はご存じだと思います。

医療機器メーカー|年収ランキング

医療機器業界の平均年収について、以下の表でランキング形式で紹介します。左から順に平均年収・平均年齢・初任給を表しています。

平均年収については、部署の違いや年次が上がるにつれて個人差が大きくなる傾向にあるので、参考程度にとらえてください。

売上高
の順位
企業名平均年収(円)平均年齢(歳)初任給(円)
1富士フイルムHD9,974,68442.7235,000
2コニカミノルタ7,503,84345.4
3オリンパス8,669,11241.9226,000
4オムロン8,216,00044.2215,000 
5テルモ7,530,73941.5225,500
6カネカ7,533,439 40.5224,000 
7ニコン8,309,90144.2239,000
8HOYA7,871,08445.3212,000 
9ニプロ5,953,000 40.4212,000 
10島津製作所8,214,16943215,500
11シスメックス7,822,00041.1230,000
12日本光電8,484,38240.8213,500 
13日機装6,357,752 41.8219,650 
14トプコン7,610,26144.3220,000
15日本電子7,509,000 44.3215,500
16メニコン5,663,00039.1208,000
17JMS4,625,30540.1207,000
18朝日インテック6,093,47636.3216,000
19日本ライフライン8,352,17339285,600
20タカラバイオ6,958,00040.9230,000
21シード5,216,80133.9215,000
22松風7,622,45543.7219,700
23川澄化学工業4,460,46340220,000 
24リオン7,409,00040.7215,000
25マニー7,427,58641209,910
26クリエートメディック5,872,43544.2209,600
27大研医器5,851,000 40.7233,334
28プレシジョン・システム
・サイエンス
5,527,00046
出典:日経会社DIGITAL

上の表から分かるように、医療機器業界の平均年収は業界全体としてほか業界に比べてやや高い傾向にあることが伺えます。決して低いわけではなく、おそらく平均年齢が低いことも要因として考えられます。平均年収が8,000,000円を超えている企業は、富士フイルムHDオリンパスオムロンニコン島津製作所日本光電日本ライフラインの7社でした。先ほど営業利益率が業界トップであったマニーの平均年収は7,000,000円を超えており、売上高順位が同程度の企業の中では比較的年収がよいことが伺えます。

医療機器業界では、研究、開発、営業、etcで年収が変わる可能性があるため、あくまでもこの表は参考程度にしてください。

医療機器メーカーのランキング|世界

次に世界の医療機器メーカーの売上高ランキングを紹介します。順位,企業名,収益の順に表にまとめています。

売上高の上位に位置するのはアメリカを始めとした欧米の国々の企業です。

第1位の企業は,アイルランドに本社があるMedtronic,第2位と第3位はアメリカに本社があるJohnson & JohnsonGE,第4位と第5位はドイツに本社があるFresenius Medical CareSiemensです。

いづれの企業も,日本メドトロニック株式会社ジョンソン・エンド・ジョンソンGEヘルスケア・ジャパン株式会社フレゼニウス メディカル ケア ジャパン株式会社シーメンス株式会社として日本に支社を持っています。

世界ランキングのうち日本企業は赤文字で表しています。医療機器業界では,日本企業は遅れをとっていて国際競争力に課題があります。日本トップ企業でさえも,ランキングでは20位にぎりぎり入れている状態です。また,日本国内上位7社(テルモ・オリンパス・東芝・ニプロ・HOYA・日本光電・フクダ電子)の売上高を合わせても,MedtronicやJ&Jの売上高に満たないのが現状です。

順位企業名収益($m)順位企業名収益($m)順位企業名収益($m)
1Medtronic29,012.0021東芝3,712.6041日本光電1,643.90
2J&J25,104.0022Getinge3,460.5042Dragerwerk1,584.70
3GE18,163.0023DENTSPLY SIRONA3,419.9043Halyard Health1,577.70
4Fresenius18,002.6024Varian Medical3,217.8044Ansell1,572.80
5Philips16,011.0025ニプロ3,124.3045GN Store Nord1,368.30
6Siemens14,085.0026Edwards2,867.1046Integer Holdings1,344.80
7Becton, Dickinson12,483.0027Hologic2,832.7047Amplifon1,241.10
8Cardinal Health12,430.0028Danaher2,780.7048Carl Zeiss1,223.40
9Stryker10,883.0029HOYA2,668.9049Shinva Medical1,220.30
10Baxter10,121.0030Hill-Rom2,655.2050フクダ電子1,167.60
11Boston Scientific8,095.0031Intuitive Surgical2,619.30
12Essilor7,652.8032Steris2,588.00
13Zimmer Biomet7,604.4033Coloplast2,216.00
14Novartis6,990.0034Sonova Holding2,205.80
15St. Jude5,956.0035Paul Hartmann2,181.70
163M5,529.0036Cooper1,966.80
17Abbott5,214.0037ResMed1,892.50
18テルモ5,045.4038Teleflex1,828.40
19オリンパス4,965.7039William Demant1,706.40
20Smith & Nephew4,690.0040Convatec1,675.20
2016年における世界の売上高ランキング

このように日本企業が欧米のグローバル企業に後れがあるのは,グローバル企業がM&Aを繰り返し行っているためです。ランキング上位の多くの企業は,自社にない事業内容を持っている小さな企業の買収をしています。

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医療機器業界の現状と今後の動向【2021】

医療機器とは…

医療機器は,大きく診断機器,治療機器,その他機器の3つの機器に分類されます。

①診断機器…PET,内視鏡,超音波装置,MRI,X線撮影フィルム,体温計,血圧計,心電計,など
②治療機器…カテーテル,人工関節,心臓ペースメーカー,注射器,人工心肺装置,など
③その他機器…歯科材料,歯科用ユニット,家庭用マッサージ,手術用手袋,コンタクトレンズ

医療機器業界の現状

日本の医療機器業界の市場規模と伸び率の推移を見てみましょう。

日本の医療機器市場は約3兆円(2017年)であり、緩やかではあるが上昇を続けています。他産業と異なり、景気の波を受けづらく、高齢化が進む中、医療費増大とともに医療機器市場も少しずつではあるが大きくなっています。

経済産業省,令和元年8月,経済産業省における医療機器産業政策について

次に,医療機器業界における治療系医療機器,診断系医療機器,その他の医療機器の市場規模の推移を見てみましょう。

増加傾向にある日本の医療機器市場のうち,治療系医療機器の市場規模は増加傾向にあり伸び率も高いことが分かります。すなわち,上記の②で挙げた,カテーテル,人工関節,心臓ペースメーカー,注射器,人工心肺装置,などの市場規模が拡大していることになります。

一方で,診断系医療機器,その他の医療機器業界の市場規模は停滞傾向にあります。

国立研究開発法人,2017年12月,医療機器開発を巡る社会・技術・産業の動向について

一方,世界における医療機器市場について目を向けてみると,高齢化の進展と新興国における医療需要拡大を受け、医療機器の世界市場は成長率を維持しています。

拡大傾向にある世界の医療機器市場は,約4678億ドル(2019年)に達し,2019年段階では,国別では米国が最大の市場です。日本は米国に次ぐ世界2位の市場にあります。また,特に,中東,アジアの地域で急速な成長が期待されています。

医療機器業界の市場の平均成長率としては,北米(5.2%),中南米(8.0%),日本(3.0%),中国(9.6%),他アジア(7.4%),中欧&東欧(4.9%),中東&アフリカ(7.0%)と予想されています。つまり,グローバル市場は拡大傾向にあることが予想されていますが,日本の地位は相対的に低下していくことが予想されています。

経済産業省,令和元年8月,経済産業省における医療機器産業政策について

米国の成長の背景には,医療機器の認証を行う米食品医薬品局(FDA)が最新鋭の医療機器の早期承認を積極的に進めていることが背景にあると考えられます。パーキンソン病やアルツハイマー病の早期診断医療機器であったり,Applewatchに搭載された心電図アプリなどがその代表例です。日本に比べて,医療機器業界/メーカーとデジタルイノベーションの融合が進展しており,技術開発のスピードが加速するように国を挙げて支援しています。

ヨーロッパ各国では米国と同様に最新鋭の医療機器を推進していく流れがありますが,医療機器の承認が米国よりも厳しい背景もあり,承認の遅れによる市場参入の遅れが懸念されています。その結果,米国よりも成長率の予想は低く見積もられています。

アジア圏においては,特に中国市場における成長が見込まれています。中国では,国主導の医療機器産業を伸ばしていく政策があり,今後も高成長を維持していくことが見込まれています。また中国の人口は14億人であるが医療費は日本の8分の1であることが算出されているので,このことからも今後の成長が期待されています。

中国を除くアジア圏内の国としては,インド・韓国・東南アジア諸国が挙げられます。特に,インドとアジア諸国に関しては,人口の増加とインフレ整備,経済成長に伴って医療機器産業の成長が予想されています。欧米や日本のように,生活習慣病などの慢性的な疾患に対する医療が未発達な部分もあるので,今後がん・糖尿病を始めとする生活習慣病の早期診断,早期治療のニーズが高まることが予想されており,成長率を高めていくことが予想されています。

日本医療機器メーカー/業界の国際競争力

日本の医療機器業界の輸出入を見てみましょう。

2010年には輸出が4534億円で輸入が輸入が1兆500億円で貿易収支は6000億円の輸入超過でした。2010年以降は貿易収支は輸入額が増加していき,2017年には,1兆円の大幅な輸入超過でした。

経済産業省,令和元年8月,経済産業省における医療機器産業政策について

輸入が輸出を上回る貿易赤字額の多い医療機器としては,コンタクトレンズ,カテーテル,人工関節,ステント,縫合用機械器具などが挙げられます。一方で,輸出が輸入を上回る貿易黒字額の多い医療機器としては,血液検査機器,採血管・輸血機器,透析器,医用写真フィルム,X線CT装置などが挙げられます。

日本の医療機器業界は,前者の治療系の医療機器の競争力が弱く,後者の診断系の医療機器の競争力が強い傾向にあるので,この貿易収支のデータは妥当なものと考えられます。

診断機器分野と治療機器分野の国際シェアにおいて,日本企業がどの程度シェアを広げているのかを表しているのが以下のグラフです。

国立研究開発法人,2017年12月,医療機器開発を巡る社会・技術・産業の動向について

・治療機器分野の国際競争力
人工関節,ステント,放射線治療装置,腹膜透析装置,心調律管理装置,PETの日本企業のシェアを表しています。TERUMO,HOYA,NIPROなどが代表的な企業です。

国立研究開発法人,2017年12月,医療機器開発を巡る社会・技術・産業の動向について

・診断機器分野の国際競争力
超音波画像診断装置,MRI,CT,PET,内視鏡の日本企業のシェアを表しています。内視鏡に関しては,圧倒的なシェアを有しています。TOSHIBA,OLYMPUS,FUJIFILM,HITACHIなどが代表的な企業です。

医療機器メーカー/業界の今後の動向

医療機器業界/メーカーの立場は今後大きく変動していくことが予想されています。つまり,単に医療機器を製造して,代理店を介して販売,その後はフォローアップする環境から,脱却しつつあります。医療の流れを見ると,予防→診断→治療→予後の流れだと思います。医療機器メーカーはそれぞれのステージから役割をこえつつあります。技術面では,AI,遺伝子データなどが実用化しつつあります。

診断機器メーカーの場合,診断機器の販売という従来の形から,診断画像の運用方法や共有化などが試みられています。また,早期診断技術により医療の効率化ならびに健康寿命の増進を伸ばすことを目的として,より高精度ながん診断装置を開発したりと,診断というフィールドから予防・治療などのフィールドを一体化する技術を開発しています。

治療機器メーカーの場合,診断機器とは異なり,治療機器自体の付加価値を高めることで,予防のフィールドや予後のフィールドに価値を展開しています。例えば,高精度な放射線治療装置などは患者の体力負担を減らし,早期回復につながり,医療の効率化に貢献しています。

予防→診断→治療→予後にとどまらずに包括的に医療を支える医療技術のニーズは今後高まっていくと考えられています。そうした場合,既存の自社製品だけで対応できる場合が少なく,新たな機器開発を一から行うのは大手企業にとってはリスクがあり,その結果日本ではスピーディーな開発ができていない場合があります。一方で,米国企業は,自社が持たない新製品を開発したベンチャー企業を大手企業が買収し,販売する流れが定着しており,自社開発に頼らない戦略が成立してます。ベンチャー企業も自社販売するのではなく,大手企業を通して販売してもらうこと重視しています。

医療機器業界|大手メーカーの基本データ

医療機器業界においてTOP5に位置するのは、以下の5社です。

  1. 富士フイルムホールディングス
  2. コニカミノルタ
  3. オリンパス
  4. オムロン
  5. テルモ

ここからは、各社の会社概要や直近数年の売上高・営業利益の推移をお伝えします。就活中・転職中の業界研究として活用してください。

①富士フイルムホールディングス

富士フイルムホールディングスの最新の企業報告書を参考にして作成した基本データが以下となります。

社名富士フイルムホールディングス株式会社
(英語表記名:FUJIFILM Holdings Corporation)
所在地東京都港区赤坂9丁目7番3号
設立1934年1月20日
社員数73,906名(2020年3月31日現在)
事業内容イメージング ソリューション
ヘルスケア&マテリアルズ ソリューション
ドキュメント ソリューション、

富士フイルムホールディングスの過去5年の売上高の推移ならびに営業利益の推移が以下となります。

②コニカミノルタ

コニカミノルタの最新の企業報告書を参考にして作成した基本データが以下となります。

社名コニカミノルタ株式会社
(英文名称は KONICA MINOLTA, INC. )
所在地東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー
設立1936年(昭和11年)12月22日
社員数単体 5,207名(2019年3月現在)
連結 44,360名(2019年3月現在)
事業内容オフィス事業
ヘルスケア事業
産業用材料・機器事業

コニカミノルタの過去5年の売上高の推移ならびに営業利益の推移が以下となります。

③オリンパス

オリンパスの最新の企業報告書を参考にして作成した基本データが以下となります。

社名オリンパス株式会社
(Olympus Corporation)
所在地東京都新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリス
設立1919年(大正8年)10月12日
社員数35,124人(2019年3月31日現在)
事業内容医療、科学、映像、その他

オリンパスの過去5年の売上高の推移ならびに営業利益の推移が以下となります。

④オムロン

オムロンの最新の企業報告書を参考にして作成した基本データが以下となります。

社名オムロン株式会社
OMRON Corporation
所在地京都市下京区塩小路通堀川東入
設立1948年(昭和23年)5月19日
社員数オムロングループ:28,006人(国内:10,600人  海外:17,406人)
(2020年3月末時点)
事業内容制御機器事業、ヘルスケア事業、社会システム事業、電子部品事業

オムロンの過去5年の売上高の推移ならびに営業利益の推移が以下となります。

⑤テルモ

テルモの最新の企業報告書を参考にして作成した基本データが以下となります。

社名テルモ株式会社
所在地東京都渋谷区幡ヶ谷2-44-1
設立1921年 9月
社員数5,087名
(テルモグループ 26,438名: 2020年3月末現在)
事業内容医療機器・医薬品の製造販売

テルモの過去5年の売上高の推移ならびに営業利益の推移が以下となります。

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